phallus(ファルス)

phallusの元の言葉は古代ギリシャ語であり、ラテン語を経由して英語に入った言葉である。 

なので筆者はファロス(古代ギリシャ語的)と覚えていた。 

意味は陰茎だが、勃起した状態を指すことが多いが、一般的にペニスを指すこともある。 

体位辞典の英文を読むと、penisと書かれているところと、phallusと書かれている部分い気づくだろう。 

ここでは、ペニス(発音はピーナス)は陰茎全般を、ファルスは勃起した陰茎を指しているようだ。 

 

医学的に言うときはpenisである。 

日本語でも、陰茎とは医学でもなければあまり使わないだろう。 

向こうのビデオを見ていても、医学解説ではpenisを使うが、そうでなければcock(コック)が多い。 

だから日本で料理人をコックというのは非常にマズイことなのだが、外人は逆に面白がっているようだ。 

そういうビデオでphallusというのを聞いたことがない。 

しかし、こういう言葉というのは知っているものである。 

 

記憶によれば、古代ギリシャで石でできた棒状のものがあり、処女をそれによって破瓜したという。 

それがファロスだというものだ。 

ギリシャのアテネにはかつて男根のモニュメントが乱立していたという。 

ファロス文化であり、男性優位な社会だったらしい。 

女性は14・15歳で結婚し、一生を室内で過ごしたそうである。 

なお、ファロス島とは関係ない。 

 

ギリシャ・アテネというとオリンピックだが、不正がないように全裸で競技した。 

もちろん、男性のみが出場できる。 

観客は男性か未婚の女性だけ(女性は全て不可とする説もある)だった。 

選手は亀頭が露出することは許されず、foreskin(要は亀頭部分を覆う皮)を縛っていた者もいたという。 

もし露出すると失格となるだけでなく、厳しい罰則があったそうだ。 

この亀頭を露出しないというのは割礼のない国では当然にあったようで、イギリスでも性交時以外での亀頭露出は恥なのだという。 

日本が完全露出を好むようになったのは戦後で、アメリカは割礼があった(近年は減っている)ことによる価値観の擦り付けだったと考えられる。 

 

 

日本でのファルスというと、道祖神御神体として馴染み深い。 

陰茎というが、陽物というように男性は陽であり、女性が陰という感じがする。 

そう歴史的に考えられてきたからだが、これは前述のアテネと同じで、日本も男性優位の社会だったことに由来するだろう。 

もっとも、男性の場合陽に当てることは簡単だが、女性ではそうもいかないから、間違った思想というほどではないのかもしれない。 


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