禁煙外来が大盛況らしい。
禁煙外来に行くと煙草が止められると勘違いしている人がいる。
明らかに間違いである。
禁煙のために医師ができることは他の病気となんら変わらない。
手術するわけではないので、劇的な改善もありえない。
何に近いかというと、心療内科・精神科だろう。
カウンセリングと処方で、はっきりいって誰でも(医師なら、と付け加えておこう、一応)できそうな内容でしかない。
ある意味、ダイエットを指導するのと同じだろう。
(これがポイント!次の記事で取り上げる)
禁煙のため、ニコチン入りガムやニコチンパッチを使うことができる。
市販もされているから、禁煙外来に行かなくても試せる。
禁煙は、止める(吸わない)というのは自分の意思だけが頼りで、ガムやパッチはそれを楽にするためのものであって、それで禁煙できるというものではないのだ。
止める気がなければ、止められないのである。
そして、止める気があれば、禁煙外来に行かなくても止められるはずである。
禁煙外来に行ったから止められたという人ももちろんいるだろう。
止めさせるプロなのだから、止めやすいというのも嘘ではないはずだ。
ただし、何の病気でもそうだが、医師の腕はピンきりである。
ある医師ではすぐに止められるかもしれないし、他の医師だとずるずると一生禁煙外来に通うことになるかもしれない。
腕だけでなく、相性というものもあるだろう。
どういう医師が良いか考えてみた。
1 喫煙経験のない医師
2 喫煙経験があり禁煙に成功した医師
3 禁煙と喫煙を繰り返す、つまり禁煙に失敗する医師
4 禁煙しようと思わない喫煙者の医師
ここで言う喫煙経験とは1日の本数×喫煙年数が200を超える人としたい。
1箱を1日に吸うなら10年以上ということだ。
これは保険適用になる数字でブリンクマン指数という。
ニコチン依存症を治すのが目的なのだから当然だろう。
ちなみに、私は1500を超える。
(まったく関係ないが、ある表によると、200は戦車の強さ、1500はイージス艦の強さである)
煙草を吸ったこともない人から、煙草を止めろと言われても説得力がない。
よく妊産婦が、出産経験のない医師・看護師と、出産経験のある医師・看護師の言葉の説得力の違いを言う。
男や出産経験のない人に、陣痛の痛みも出産の痛みも判るはずがない、というのだ。
それと同じこと。
なので、1の医師では止められないかもしれない。
3・4の医師では禁煙できないかもしれない。
反面教師だが・・・
医師「煙草は止められないよね」
患者「そうですね」
・・・止められっこない。
3はともかく、4は論外だろう。
喫煙経験があって止めた人の言葉には説得力がある。
しかし、誰もが同じということではなく、個性もあれば環境も違う。
自分が止められたからと偉そうに言われると逆にむかつくかもしれない。
だが、ベストでもベターでもないが、消去法で2しか残らない。
喫煙経験(ブリンクマン指数>200)があり禁煙に成功(5年以上経過)した医師がやっている禁煙外来なら良い。
が、探しようもない・・・
ということで、禁煙外来に行きたい人を止めはしないが、止められるかどうかは自分次第である。
