女性器(生殖器)の機能として最も重要なのは胎児を育て出産するということだろう。
胎内以外では絶対に育たない命を作る器官なのである。
機能的には精液(精子)を受け取ること、卵子と合わせ受精させ、胎児として育て、出産する機能がある。
男性よりずっと複雑な仕組みが必要なのは言うまでもない。
女性器には外性器(会陰部)と内性器があるが、膣は外部に接しているため、外性器的な扱いをされる場合がある。
女性器は英語では「vulva(会陰部)」という。
valva(弁)と綴りが似ていて、弁みたいにも思えるが混同してはいけない。
もっと堅く言うと「female genitalia」である。
一般的にはpussyやcuntだが、人前で言っていい言葉ではない。
膣を意味するvagina(ヴァジャイナ、ヴァジナ)で女性器を示すこともある。
どんな名前・呼び方にしろ、同じものである限り人前で言えない言葉になっていくのは当然だろう。
一般的な呼び方は「まんこ・おまんこ」だが、人前で使ってはならない。
この語源の方が興味がある。
体の中心という意味で「真処(まこ)」だとか、女子を意味する「めのこ」からというのもあれば、「お万の方(家康の側室)」だというのもある。
筆者的には「政所(まんどころ)」ではないかと思っている。
北の政所といえば、秀吉の母である。
政所から省略が起きると「まんこ」になるし、読み方を変えると「まんじょ」になる。
地方によって呼び方も変わる。
なんとなく分かるものから、意外な呼び方まで様々なのは、公に言う言葉ではなかったからだろう。
SEXのために重要なのはいわゆる愛液である。
これがないと男性を受け入れられない。
主な愛液は4つ。
バルトリン腺は男性のカウパー腺に相当する。
膣口のやや下左右にある。
スキーン腺は尿道口の左右にあり、男性の前立腺に相当する。
射精と同様の現象により液を射出する場合があるが、必ずしもスキーン腺があるとは限らない。
膣分泌液は、膣から染み出す液で、無色透明。
血液からの抽出なので、血漿であり、塩分を含む。
子宮頚管粘液は白色で、粘り気がある。
排卵時に増えることから、排卵チェックとしてこの粘液を使う方法を紹介している人もいる。
これらは殺菌のため通常酸性に保たれている膣内をアルカリ性により中和する働きも持つ。
愛液が何もない状態では、精液の99%が膣内に入ると死滅するくらいなのだ。
膣は腸に似た器官である。
射精された精液は膣内に一部が留まり、一部は外に流れ出す。
妊娠しやすくするには奥に射精した方が留まる量が増えるだろう。(この逆が妊娠しにくいということではない)
精液は最初は粘性が強い。
流れ出しにくくするためである。
10分ほどで精液がサラサラになり、精子が動きやすくなる。
一部が子宮内まで入り、卵子の位置までたどり着くのは200ほどしかないという。
膣内の奥の方には子宮口がある。
あるいは子宮膣部などとも言う。
真奥にあるのではなく、奥の横(体の前面側)にある。
指を入れると触ることができるので分かると思う。
この子宮と腸との間の隙間をダグラス窩という。
子宮は女性にしかないので、ダグラス窩も女性にしかない。
子宮頚部(頚管)の内側に進むと子宮体部であり、その内壁が子宮内膜である。
子宮内膜は肥大と脱落(それに伴う出血)を毎月行う過酷な機関であり、妊娠はそのサイクルを一時的に止めるため、子宮には必要な休養期間となっている。
妊娠は子宮を酷使するが、子宮はそのためにある器官であるため悪いことではなく、子宮にとって妊娠が必要なのである。
子宮の病気などでは妊娠したことがない人の方が発症しやすいものもあるのだ。
35歳までに出産経験をしておくと良いらしい。
ある女性歌手が「35歳を超えると羊水が濁る」などと言って物議を醸したが、これを勘違いしたのかもしれない。
子宮には卵管(輸卵管)が左右に繋がり、卵巣へと続く。
卵管の末端は卵管漏斗(ロート)であり、卵巣からの卵子を受け止め、ここで受精させる。
卵巣には胎児のときに作られた原始卵包があり、それを減数分裂(原始卵包から分裂と減数分裂の2回ある)・成熟させて卵子として排出する。
卵子には精子にはないミトコンドリアなど生命として必要なものや最初の栄養分などが含まれている。
このとき卵子を包んでいた部分を黄体といい、排卵から生理まで(妊娠した場合はずっと)黄体ホルモンを出す。
卵子を排出することを排卵といい、その時点で精子と受精した場合は、受精卵となり、卵割(細胞分裂)をしながら卵管を運ばれ、桑実期になり子宮内膜に着床すると妊娠となる。
受精卵が着床できるのは6割程度だという。
着床してしばらくすると胎盤を構成し、更に胎児が大きくなれるだけの酸素や栄養を補給する。
胎盤は子宮側と胎児(臍帯)側で完全に離れていて、血液が混入したり菌が入り込むことはない。
臍帯とはへその緒のことで、この臍帯血は白血病治療などに役立つものである。
受精は一種の運がかなり左右する。
大量の精液が注がれても妊娠しない人もいれば、男女とも着衣のまま入った数少ない精子で妊娠する人もいるのだ。
受精や妊娠、出産については別にまとめる。
外性器について書こう。
外側の大陰唇、内側に小陰唇があり、上部には陰核とそれを包む陰核包皮がある。
陰核とはClitorisであり、Clitなどと略す。
ほとんどが包茎であり、通常状態で露出している人は少ない。
これは男性の亀頭にあたるが、内部は大きく左右に枝分かれしてて、性器上部を包み込んだようになっている。
小陰唇は個人差が大きく、性的経験により肥大・拡大していく。
整形により縮小することもできる。
陰核の後方には膣前庭があり、尿道口がある。
膣口の周りには処女膜があり、半数は性交により破れ(裂け)、出産(径膣分娩)では裂けるのを防ぐため、あらかじめハサミで切ることが多い。
処女か否かを処女膜によって判断するのは困難だが、少なくとも出産後に処女膜から処女懐胎だったかの判断は無理である。
膣口から数センチ入った上部にG-Spotがある。
前立腺に相当する部分を刺激する位置なのだろう。
膣は出産時に直径10センチほどにもなる。
膣口から子宮口までは7センチ程度であり、指で外から触れることができる。
ただし、子宮は胎内に固定された臓器ではないため、腹圧や体の曲げ方で位置が変化する。
陰茎が奥を突いたとしても子宮口ではなく、膣の奥壁なのだ。
膣を管のように感じるが、袋と考えた方が似ているだろう。
入り口は狭いが、中は伸び袋のようにかなりの広がりが可能である。
また、G-Spot以外では鈍感な器官でもある。
これらは出産を考えれば当然だと分かるだろう。
女性器は男性器と比べ内部にあるため匂いも強くなる。
膣を守るためにある乳酸菌(デーデルライン桿菌)によりチーズのような匂いになったり、尿などの匂いになったりする。
たまねぎ臭いのは血液のためだろうか。
生ごみのような匂いは雑菌感染だろう。
感染症になると、分泌液がモロモロになったり、色が変わったり、匂いがきつくなったりする。
膿が出たら確実である。
早めに診察を受けるべきであり、どんな病気もそうだが、初期の方が影響も少なく治りも早い。
他人に感染さないようにすべきである。
最後は性器ではなく、陰毛(Pubic Hair)について書こう。
産まれたときにはなく、第二次性徴期の中期に生えてくる。
生えていない人を「パイパン」や「かわらけ」などという。
英語では「Hairless-」と「shaved -」がある(あるいはbold)が、剃っていないならshavedではないだろう。
前面だけでなく、大陰唇全体から肛門まで生える場合もある。
ヒゲ面のアラブ人に見えたりする。(下記の画像を横向きにして見て欲しい)
参考URL:http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/47/Violet_vulva1.JPG
UnshavedのものをBushという。
ブッシュ大統領の大統領選のときのNo Bushキャンペーンは面白かった。
女の子がShavedになって、「No Bush」と書いた画像などがネットに多く流れていた。
