男性と女性の性器はまったく別のものに思える。
性器は見えない内部(内臓)と見える(あるいは触れられる)外部とがあるが、通常は後者を指すだろう。
古事記では、イザナギが「なが身はいかにかなれる」と問うと、イザナミは「あが身は、なりなりてなりあはざるところひとところあり」と答えた。
それでイザナギは「あが身は、なりなりてなりあまれるところひとところあり。このあが身のなりあまれるところをもちて、なが身のなりあはざるところにさしふたぎて、くにをうみなさむとおもふ。うむこといかに」とイザナミを誘う。
それにイザナミは「しかよけむ」と答えた。
つまり、体に余って出っ張っている(凸)ところがあるから、あなたの足らずに引っ込んでいるところ(凹)に差し込んで塞いでみようというのだ。
それで国が生めると分かっているのはちょっと不思議ではあるが。
古事記でも、このイザナギ・イザナミのあたりは日本最古の(エロチック?)ラブコメかもしれない。
この後は、柱(天之御柱)を左右から回って出会ってみようということにした。
しかし回ってくるとイザナミが先に声をかけたものだから、女からというのよくないとやり直したりするのである。
加えて日本書紀では、交わり方が分からないからと見ていると、セキレイが交尾をしているのを見てどうやるのかを知ったとある。
足りない部分に余っている部分を差し込むことまでは分かったが、どうやってというのは分からなかったということだろうか。
このように余ったり足らなかったりするように見えるが、元は同じものが変化したものである。
陰核は亀頭であり、陰嚢は小陰唇である。
分泌系もそれぞれ対応する。
女性として生まれ、成長と共に男性器になった例もあるくらいだ。
染色体のうち、性を決定づけるものがある。
それがX染色体とY染色体で、Y染色体の方が小さく、情報量が少ない。
男性(オス)はX染色体とY染色体を、女性(メス)はX染色体をふたつ持っている。
卵子には必ずX染色体があり、精子にはX染色体かY染色体のいずれか一方だけがあることになる。
これがXXとなれば女性に、XYとなれば男性になるということだ。
性別はX・Y染色体で決定されるが、胎児の間に受ける性ホルモンの影響も受ける。
また、X染色体は対(ふたつ)となるためエラーが修復される(これは他の染色体と同じ仕組み)が、Y染色体は必ずひとつなのでエラーが修復されない。
生命体としては女性は完全コピーであり、男性は劣化コピーだとも言えるだろう。
染色体異常などで半陰陽・両性具などになることもある。
実際、完全には男女を分けられないほど複雑な人だっているのだ。
片方が卵巣で片方が精巣という場合もある。
雌雄同体の生物もいるのだから、あっても不思議ではないが、本人は大変である。
見た目と精神が異なっている場合もあり、見た目で判断してはならない。
両性具者の中には、男性器機能と女性器機能の両方(生殖ではなく性交として)の機能を有している場合もある。
男性機能を使い続けると男性的な体に、女性機能を使い続けると女性的な体になるという。
人体とは不思議なものである。
面白いのは男性は女性器に、女性は男性器に興味を持つことである。
必ずではないが。
そのモノ自体は生物の器官でしかなく、どちらかと言えばグロテスクかもしれない。
それをエロティックだと思うのは精神の成せる業である。
女性・男性ともに違う部分では、特有の病気があるのは当然である。
ホルモンなどにより、発症率の異なるものもある。
同じように思えて違うのが膀胱炎だ。
膀胱炎は男女とも可能性があるが、女性に圧倒的に多い。
問題は尿道の長さである。
女性の尿道は4~5センチ程度であり、尿道口は外性器内にあり雑菌が入り込み易い構造ともなっている。
男性の場合、膀胱から下がった尿道は陰茎内を通り、亀頭から外に出る、その長さ16~20センチ(あるいはそれ以上になる場合も)。
短いと感染症を起こし易いのは当然だろう。
性感染症についても女性は被害を被りやすい。
男性は丸洗いできるが、女性の内部はそうはいかないからである。
SEXによって妊娠するのは(病気ではないが)女性だけだ。
当たり前すぎるが、男性は妊娠しないのである。
しかも男性は膣内射精(中出し)をしたがる。
それは本能なのだ。
妊娠させることがDNAにある男性の役目なのである。
責任を取るなどということはすっかり忘れ、本能の命じるままに行動しているに過ぎない。
そういう男を選ばないこと、妊娠を望まないなら避妊させるようにすることが自らを守ることになる。
知り合いの女性がある男性と同棲していた。
その男は、結婚はしないし、1年したら海外に行くという。
それまでの間だけ同棲しようというのである。
生活費は折半だった。
バカな男だ。
そんな男と同棲するのもバカな女だとしか言いようがない。
女は実家から出て、仕事も男のペースに合わせるために辞めた。
蓄えの中からお金を出し、料理を作り、身の回りの世話をして、SEXもさせていたのである。
都合のいい女だった。
男は「中に出しても妊娠させたことがない」という理由でいつも膣内射精していたという。
結果、妊娠した。
まともな男なら、結婚を考えるだろうが、流石にバカである。
泣いて、自分の夢があるからと中絶させたのだ。
彼女には妊娠で結婚も夢見たようだったのだが。
その後、予定していた時期に別れ、海外に行った。
女性は実家に戻った。
とはいえ、男は1年もせずに帰ってきたらしい。
元々、長くても1年の予定だったのである。
そういうバカな男を見極め、遠ざけることが自らを守るという意味である。
