日本には四十八手(裏表で96手)、カーマスートラでは64手、欧米の指南書では100手以上の体位があったりする。
英語ではSex Positionsという。
日本やインドのような文献に基づく歴史的なものではないので、欧米のものは人によって呼び方がかなり違う。
ヨガのようなものを除けば、基本パターンとしてはそれほどないはずである。
生物的に見て、一番オーソドックスなのは後背位(バック)なはずである。
交尾の形だ。
英語ではRear Entry、あるいはDoggy Styleという。
女性の体の曲げ方にもよるが、ペニスが膣の正面側に当るようになる。
G-SPOTへ当るのだから、理にかなった体位かもしれない。
イザナギ・イザナミは日本書紀によると、セキレイの交尾を参考にしたという。
当然、そのままだとすると後背位だっただろう。(実は正常位らしい)
欧米で一番多いのは騎乗位(女性上位)である。
このメリットは、女性が自分に良いように動けることで快感を得やすく、能動的に振舞えることだろう。
そのままWoman on Topだが、CowgirlやRidingなどという。
正常位は正面同士となり、男性が自由に動くことができる。
英語ではMIssionaryという。
Face to Faceの最も代表的なもである。
これらが三大体位で、これにバリエーションが加わり、いくつに分かれていく。
中にはほとんど同じようなものがあったりするし、できないものもあるだろう。
試すのは良いが、怪我をしないようにして欲しい。
妊娠し易い体位というのは、ある。
精液が漏れにくく、膣内に留まり易い体位ということになる。
膣でも膣口付近には筋肉(八の字筋)があるが、その他の部分にはなく、管というより袋のような構造で、腹圧によって圧迫されている。
腹圧がなければ、圧迫が減り、漏れ出すことが経るはずだ。
妊娠のために、正常位で射精したら、おしりを上げて漏れ出すのを防ぐと良いなどという。
もっと無理なく腹圧を下げることができるのは、膝を立ておしりを突き出し、胸を下につけた形である。
腹圧は下がり、子宮も重力で下がるため、押し出されにくくなる。
動物はみなそれに近い体位で交尾するというのは理にかなっているということだろう。
ただし、そうでない体位が妊娠しにくいという意味ではない。
より妊娠し易いだろうということで、避妊には何の役にも立たないので誤解してはいけない。
体位集を作ったが、向こうのものは情緒などなく、エクセサイズというかフィットネスというか、そういうものの解説のようである。
淫靡ではなく、スポーツのようだ。
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